「租庸調雑徭」をわかりやすく解説!【日本史雑学】

大化の改新の際に出された施策です。
国内の状況に合わせて、今までの法を改定したものです。
それぞれをざっくり説明したいと思います。
*租*
収穫された稲のうち、一定の割合を税として
納めるというものです。
大体3%〜10%相当ですね。
しかし天候によって左右されやすい米は、結構大変でした。

*庸*
20歳以上の男性に課せられる、都での労役のことです。
しかし遠方でそれが難しいという人には、米や布を代わりに納めさせていました。

*調*
17~20歳の男性に課せられるもので、布や地方の
特産物を納めるものです。
布で納めるのが基本ですが、特産品でも代用ができたそうです。

*雑徭*
各種工事に従事させることです。
男性に課せられ、年齢ごとに従事日数が決められていました。
従事している間は食料・給料の支給ありませんでした。

想像しにくいかもしれませんが、
当時の農民にとっては、大変きつかったようです。
かかる経費などは全て自腹でした。
やはり、いつの時代も税金問題はつきものなのかもしれません。
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