受験日本史で欠かせない受験参考書・問題集!特徴とおすすめな人がわかる【大学受験日本史】

大学受験用の日本史の参考書は山ほどあって、選ぶのは簡単ではありません。この記事では、おすすめの参考書と問題集を全て紹介し、あなたに合った参考書を選ぶ手助けをします!参考書選びに迷っている人はぜひ読み進めてください。
大学受験の日本史の特徴
日本史は、求められる知識量が多いわけではないです。世界史に比べると比較的少ない知識量で深い理解が求められます。
例えば、世界史では単語を答えさせる問題が多いのに対して日本史では時代背景や理由まで深く問う問題が多いのが特徴です。
大学受験のための日本史の勉強法
日本史受験で大学に合格するために必須なのが「理解」です。ただの年号や単語の暗記では合格できません。
理解するためには、ある出来事の理由に目を向ける必要があります。
なぜ起こったのか、なぜその時代なのか、全ての出来事に理由があります。そして理由を知ることで理解すると自然と暗記もしやすくなります。
理由を知ることが大学受験合格のための必勝法です。
理由の理解については以下の記事でも紹介しています。
日本史の知識定着の時期
日本史は学校のカリキュラムによっても進む速度が違います。
しかし、学校のカリキュラムでは一周するのが遅く、新しい時代の演習が不十分になってしまうことも考えられます。
不安な人は独学や塾で夏休みあたりには一周しておきましょう。そして、10月には全ての時代の知識をある程度定着させて過去問演習に取り組めるようにしていきましょう!
大学受験合格のための日本史の参考書の使い方
たくさん使いすぎない
しばしば見かけるのは、参考書を山程持ち歩いて満足している人。これはおすすめできません。
なぜならどの日本史の参考書も書いてあることは大きくは変わらないので、一つの参考書を深く理解することが一番効率的だからです。
参考書を増やしてもアプローチが違うだけで結局は同じような結論にたどり着きます。
そのために時間を使うのはあまり賢くありません。
バイブルを見つける
是非「自分にはこれがぴったりだ!」という参考書を見つけてください。
一つの参考書をマスターすると、相当な知識が身につきます。
そのために、参考書をいくつか見て自分に合ってそうなものを選んでください。
この記事では選びやすくするための工夫をして紹介していますのでぜひ活用してください!
大学受験のために使える日本史の参考書一覧
詳説日本史B
特徴
受験日本史で必要な知識が一冊で、しかも流れを把握しながら理解できます。難関国公立など二次試験で論述が出る人は必読。また、早慶をはじめとした難関私立大学を目指す人も一度はしっかり目を通してください。
おすすめ度
こんな人におすすめ
・まだ日本史の知識や理解が甘いな、と感じている人
・二次試験で論述が出る人
日本史B講義の実況中継
特徴
日本史の超人気講師である石川先生の日本史の講義が文字に起こされた一冊。日本史の参考書と言えばこれ、とも言えるほど多くの受験生が利用します。かなり詳しく解説されているため、理由や背景の把握にとても役に立ちます。レベルはかなり高く、早慶レベルや難関国公立大学を志望している人におすすめです。
おすすめ度
こんな人におすすめ
・出来事の理由を詳しく知りたいと感じている人
・早慶レベルの私大、難関国公立大学志望者
詳説日本史B研究
特徴
教科書である詳説日本史Bの流れに沿ってより詳しく説明されている参考書。正直相当レベルが高いです。筆者自身、読んでいる途中で難易度の高さから挫折しました。しかし、流れが詳しくわかること、記述されている単語の量が相当多いことから、他の参考書では物足りない、という人におすすめです。
おすすめ度
こんな人におすすめ
・難関大志望で他の参考書に物足りなさを感じている人
・日本史が好きでたまらない人
日本史用語集
特徴
日本史用語集は、かなりレベルの高い単語まで載っています。持っておくとわからない単語が出てきたときに調べられると同時に、単語にまつわる背景まで詳細に紹介してくれているため、暗記にも応用できます。一冊持っておくだけで、様々な場面で役に立つでしょう。
おすすめ度
こんな人におすすめ
・単語の暗記が足りていない人
・暗記が苦手な人
日本史文化史コンプリート

特徴
文化史に特化した1冊。
共通テストや国公立2次試験に必要なレベルの知識を厳選して掲載されているため非常に取り組みやすい。
文化史を始める人にはぜひ手に取ってほしい参考書。
おすすめ度
こんな人におすすめ
・時間がない人
・文化史が苦手な人
・難関国公立志望者
現在、コロナウイルスで頑張る受験生を応援するキャンペーンを実施中で、980円→680円に割引中。
また、普段2,000円の論述力チェックも希望者には無料で行います!
受験日本史のための一問一答
一問一答に関しては以下の記事も参考にしてください。
【大学受験】全部わかる!日本史の一問一答の特徴とそれぞれの適性!
大学受験の日本史で一問一答はとても有効!使い方とおすすめの参考書を一気にご紹介。
東進日本史一問一答
特徴
難関私大の問題にも対応できるレベルの知識が身に付く一問一答問題集。6000問以上の問題があり、マスターすれば相当なレベルの知識が身につきます。さらに、問題がレベル別に分かれていることも特徴です。具体的には、共通テストレベル、一般私大レベル、難関私大レベル、マニアレベル があり問題に取り掛かりやすくなっています、
おすすめ度
こんな人におすすめ
・難関私大を目指している人
・通史が終わったばかりの人
山川の日本史一問一答
特徴
山川の教科書と対応しているため、教科書を用いて勉強を進めている人におすすめです。問題数も4600個あり、共通テストや一般私大の問題であればこの一冊で十分に対応できるでしょう。
おすすめ度
こんな人におすすめ
・教科書を用いた学習をしている人
・受験日本史のための問題集
考える日本史論述
特徴
二次試験で日本史の論述があるという人に強くおすすめする問題集です。時代ごとに様々な大学の良問が集められていて、この1冊をしっかりとマスターするだけで論述に必要な知識はしっかりと身につきます。
おすすめ度
こんな人におすすめ
・二次試験で論述が必要な人
実力をつける日本史100題
標準、頻出レベルの問題が載っていて、問題を解くことで知識を体系的に身につけることができます。何と言っても解説には地図や表が用いられ、わかりやすくする工夫がされているのも特徴です。
おすすめ度
こんな人におすすめ
・知識はインプットしたけど、それぞれの知識が繋がっていない人
日本史を受験の武器にしたい人
日本史の勉強は後回しにされがちですが、実際には後回しにするべき人と今すぐに取り掛からなければいけないとがいます。
また、過去問を解き始める適切な時期も人それぞれで大きく違います。
しかし、それぞれに合わせた対策を行えば必ず日本史を武器にできます。
自分がどれだけの日本史の勉強量が必要なのか、また過去問をいつから解き始めたらいいかわからない人は、リモジュクで無料相談を行なっているのでぜひ利用してください!
日本史の論述の独学は禁物です。
二次試験で日本史の論述が出る人は絶対に読み進めてください。
論述に関しては独学は”絶対に禁物”です。
論述を解いてみて模範解答を読むだけでは論述に必要な力は身につきません。
自分の頭の中にあることを採点官に伝わるように記述する力が論述で求められるものです。
この力は添削をしてもらうことで初めて身につきます。だから論述が解けるようになるには、解いた論述問題を全て添削してもらうくらいがちょうどいいです。
添削してくれる信頼できる先生がいるならぜひ活用してください。もしもいない場合は、リモジュクコーチで論述添削を行なっています!
リモジュクでは論述添削を徹底研究し、論述力が周りよりも圧倒的に身につく教え方が確立されています。
絶対に志望校に合格したい人はぜひ一度お話させてください!
高校1年生・高校2年生の人
受験のための日本史の対策を始めている人はまだ少ないと思います。
しかし、一年生、二年生の時期に勉強を始めておくことには大きなメリットがあります。
それは、高校三年生での過去問の演習効率が圧倒的に高くなるということです。
高校三年生に慌てて通史を最初から復習し直す人がたくさんいますが、他の科目との兼ね合いもあり、意外と日本史の勉強時間を確保するのは難しいです。
高校三年生の夏には万全な状態で過去問に挑めるようにする、そのために重要な時期が高校一・二年の時期です。
高校三年生の人
高3の夏まで
高校三年生の夏は日本史でも超重要です。
なぜなら、実戦形式の過去問演習を始める時期だからです。
少なくともその時までには通史を終わらせておく必要があります。
そしてさらに進んで勉強を行いたい人は、夏までに演習を始めておくといいでしょう。
高3の夏から共通テストまで
高3の夏からはひたすら過去問演習を行いましょう。
質の高い過去問演習を行えていれば、論述でも共通テストの対策にもなります。
そして、共通テストの直前期1ヶ月前から共通テストの対策を重点的に行いましょう。
センター試験の過去問や模試の演習など、実戦練習を行うことが重要です。
共通テストから本試験まで
本試験まではひたすら過去問演習を行なってください。
共通テストが終わってからの1ヶ月は日本史が一番伸びる時期です。
本来であれば絶対に添削を含む演習が高3の始めから必要ですが、少なくともこの時期にはつきっきりで見てくれる先生を見つけましょう。
