高校三年生からの日本史勉強法!【大学受験日本史】

高校三年生の頭から、いよいよ受験勉強を迎える、という人が多いのではないでしょうか。
そして、始める際にはいつでも何から始めていいのかわからないものです。
今回は、高校三年生から始める時の日本史の勉強法を紹介します!
大学受験日本史の難しさ
大学受験の日本史は、大学によって勉強するべき方法、そして内容が大きく異なります。
よって、早い段階からある程度志望校を絞っておかないと後々のキャッチアップが難しくなってしまうのが特徴です。
例えば、私立なのか国立なのか、くらいの大きな枠組みでは志望校を定めておくことが望ましいでしょう。
さらに、大学間で大きく異なるだけでなく、論述とそれ以外の解き方も大きく異なります。
基本的には、論述をマスターできれば短答などはほとんど問題ありませんが、論述の勉強はかなり難しいです。
よって、全体を通じて日本史の勉強法は自分でなかなか定めにくく、難しくなってしまいます。
この記事は、始め方が全くわからない人でもある程度計画を立てられるような構成になっています。
国立志望の人の日本史の勉強法
国立大学を志望している人は、勝負は論述です。
いかに、早い段階から論述の問題に取り組めるか。
そして、添削をしてくれる人をどれだけ早く見つけられるかが勝負になります。
夏休みには少なくとも通史が終わった状態で過去問に取り組めるといいでしょう。
授業に先んじて山川の教科書などを用いて日本史全体を見ておくようにしましょう。
特に論述の勉強方法について、そして筑波大学と東京大学の日本史の勉強法についての記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
日本史の論述の勉強法まとめ!重要なのは「国語力」
日本史の論述対策は、知識の補充だけでは足りません。そもそもの根本的な国語力が実は重要でした!
【東大日本史】時間がない人の対策方法徹底解説【大学受験日本史】
言わずと知れた最難関大学である東大。そんな東大の日本史の最も効率的な勉強方法をズバリ解説!!
【筑波大学日本史】いつから始める?筑波の日本史の対策方法!
日本史でどれだけ点数を稼げるかが合格を大きく左右する筑波大学の日本史。そんな筑波の入試の対策方法を徹底解説!
私立大学志望の人の日本史の勉強法
私立大学に志望している人は、志望大学のレベルにもよりますが、最終的には単語の暗記が必要になります。
しかし、例えば過去問に出てきた問題全てを暗記しようとすれば、効率は非常に悪いです。
他の教科に割ける時間も少なくなってしまうでしょう。
そこで重要になってくるのが捨て問の見極めです。
自分がどのくらいのレベルの日本史の知識が必要なのか、そして今解いてる問題がどのくらいのレベルの問題なのか、という二つの見極めが重要になってきます。
これらの見極めは、学校や塾の先生に聞くのが一番早いですが、多くの過去問を解いていくうちになんとなくわかるようになるでしょう。
そしてMARCH以上の難関私立大学を目指している人は、2、3点を取れるか取れないかで合否が分かれます。
この時に重要になってくるのがやはり論述問題です。
わからない問題でも部分点は取れるようにする。
これができないと、暗記量が一気に増えてしまい、合格が遠ざかってしまいます。
慶応、早稲田の日本史については以下の記事を参考にしてください。
慶應義塾大学経済学部の日本史の対策方法!【大学受験】
慶応経済の日本史の対策方法を徹底解説!入試倍率から傾向まで詳しく紹介します!
【早稲田大学】入試傾向と合格するための日本史の対策方法
最難関私立大学である早稲田大学の日本史の対策方法を徹底解説!おすすめ参考書も!
最初にする日本史の勉強
山川日本史の教科書を読んで通史を終わらせる。
日本史を勉強し始めよう、そう決意した日には教科書を読み始めましょう。
山川の教科書は、非常にわかりやすいだけでなく、要点がしっかりと抑えられていて、日本史全体を文脈として理解するのにうってつけです。
受験期を通じてなんども読み返す、くらいには使い古すことをお勧めします。
少し余談になりますが、先生になる人は千差万別です。
教えるのがうまいとても優秀な人もいれば、自分ですら全くわかっていないような先生も沢山います。
沢山です。
そこで、確実に日本史を理解するためにもあらかじめ山川の教科書を読んでおけば、間違った理解をすることを防げます。
夏休みの日本史の勉強法
夏休みには、過去問を解き始められるようにしましょう。
過去問を解くことで得られるメリットは二つあります。
一つ目が、志望校のレベルを知れること。
二つ目が、日本史の理解を深められること。
一つ目に関しては、説明はいらないでしょう。
二つ目の理解が深められる、ということについて補足します。
人間は進化の過程で、一度失敗をしたら同じ失敗をしにくくなるようにできています。
だから、ウイルスにも一度感染したら免疫がついて次に感染した時も重症化しにくくなるのです。
これは知識についても一緒。
過去問をとけば、沢山の問題を間違えることになるでしょう。
しかし、間違えれば間違えるほど知識も多く定着していきます。
結果、気付いた時には知識レベルが志望校に到達している、ということが多々あります。
夏休みから過去問を解き始めて、なるべく多くの問題に触れるようにしましょう。
間違えただけ自分の財産になります。
共通テスト前の日本史の勉強法
共通テスト直前期は、ひたすら共通テスト対策に専念しましょう。
もちろん、それまでの過去問演習である程度の知識はついているはずですが、共通テストの解き方にまだ免疫がついていないことが多いです。
センター試験の問題や模試、問題集など、なるべく多くの共通テスト形式の問題に触れておきましょう。
だいたい、1ヶ月前からは過去問対策をやめて共通テスト演習に移行することをお勧めします。
直前期の日本史の勉強法
直前期には、指に豆ができるくらい過去問を解いてください。
そして、論述がある人はしっかりと添削もしてもらいましょう。
(添削は、高校三年生の最初からしてもらうことを強く強く推奨します。)
合格点に安定して到達できるようになったら、次は満点を目指して解いてください。
この時期に小細工は通用しません。
ひたすら自分が持っている知識を広げる、そして応用できた人が勝ちです。
そしてそれは過去問をどれだけ解いたかに強く依存しています。
試験日までをカウントダウンしながら過去問に取り組みましょう。
日本史を受験の武器にしたい人
日本史の勉強は後回しにされがちですが、実際には後回しにするべき人と今すぐに取り掛からなければいけないとがいます。
また、過去問を解き始める適切な時期も人それぞれで大きく違います。
しかし、それぞれに合わせた対策を行えば必ず日本史を武器にできます。
自分がどれだけの日本史の勉強量が必要なのか、また過去問をいつから解き始めたらいいかわからない人は、リモジュクで無料相談を行なっているのでぜひ利用してください!
日本史の論述の独学は禁物です。
二次試験で日本史の論述が出る人は絶対に読み進めてください。
論述に関しては独学は”絶対に禁物”です。
論述を解いてみて模範解答を読むだけでは論述に必要な力は身につきません。
自分の頭の中にあることを採点官に伝わるように記述する力が論述で求められるものです。
この力は添削をしてもらうことで初めて身につきます。だから論述が解けるようになるには、解いた論述問題を全て添削してもらうくらいがちょうどいいです。
添削してくれる信頼できる先生がいるならぜひ活用してください。もしもいない場合は、リモジュクコーチで論述添削を行なっています!
リモジュクでは論述添削を徹底研究し、論述力が周りよりも圧倒的に身につく教え方が確立されています。
絶対に志望校に合格したい人はぜひ一度お話させてください!
高校1年生・高校2年生の人
受験のための日本史の対策を始めている人はまだ少ないと思います。
しかし、一年生、二年生の時期に勉強を始めておくことには大きなメリットがあります。
それは、高校三年生での過去問の演習効率が圧倒的に高くなるということです。
高校三年生に慌てて通史を最初から復習し直す人がたくさんいますが、他の科目との兼ね合いもあり、意外と日本史の勉強時間を確保するのは難しいです。
高校三年生の夏には万全な状態で過去問に挑めるようにする、そのために重要な時期が高校一・二年の時期です。
高校三年生の人
高3の夏まで
高校三年生の夏は日本史でも超重要です。
なぜなら、実戦形式の過去問演習を始める時期だからです。
少なくともその時までには通史を終わらせておく必要があります。
そしてさらに進んで勉強を行いたい人は、夏までに演習を始めておくといいでしょう。
高3の夏から共通テストまで
高3の夏からはひたすら過去問演習を行いましょう。
質の高い過去問演習を行えていれば、論述でも共通テストの対策にもなります。
そして、共通テストの直前期1ヶ月前から共通テストの対策を重点的に行いましょう。
センター試験の過去問や模試の演習など、実戦練習を行うことが重要です。
共通テストから本試験まで
本試験まではひたすら過去問演習を行なってください。
共通テストが終わってからの1ヶ月は日本史が一番伸びる時期です。
本来であれば絶対に添削を含む演習が高3の始めから必要ですが、少なくともこの時期にはつきっきりで見てくれる先生を見つけましょう。
