いつから過去問?日本史を独学で対策する時のスケジュール【大学受験日本史】

いつまでに通史を終わらせて、いつから過去問を始めればいいのか。
独学で日本史を勉強するためにはわからないことばかりです。
この記事では、独学で日本史を勉強するための模範スケジュールを紹介します。
自分が日本史の独学に適しているか以下の記事で確認できるのでそちらもみてみてください。
日本史を独学で勉強するべき人、そうでない人【大学受験】
日本史の通史を攻略することや、過去問演習など、一見独学は難しいように感じます。ここでは日本史を独学で勉強しても…
日本史の通史は夏休み頃に終わらせる
通史は、独学でやるときには大きな鬼門になります。
学校の授業の進捗を自分で決められないからです。
そして学校の授業は大抵の場合通史が終わるのが高校3年生の冬ごろか、もしくは終わらない学校すらあります。
2月に受験を控えている生徒にとっては、到底間に合う速度ではありません。
そこで、独学であらかじめ通史を終わらせておく必要があります。
目安は夏休みごろです。
夏休みは、過去問を解き始める時期。
その頃に、ある程度は過去問の出題範囲をマスターしておく必要があります。
独学での通史の勉強の仕方は次の項目で説明します。
独学の通史の勉強の仕方 〜夏休み

基本的に通史を行う際には山川の教科書を中心に行ってください。
理由は単純で、どんな参考書よりも質が高いから、です。
教科書の作成に大学教授(東京大学教授など)もたくさん携わっていて、どんな参考書よりも時間がかけられています。
日本史の全体の流れを掴むためにも、通史は教科書を中心に勉強しましょう。
教科書を読んだ上で、わからない分野を別の参考書で調べるなり、先生に聞くなりして通史をマスターしていってください。
日本史の過去問を解き始めるのは夏休みから
過去問は夏休みに始めることをお勧めします。
夏休みごろに一度解いてみると、自分の知識がどれだけ足りないのか、志望校に合格するためにどれだけ勉強する必要があるのかがなんとなくわかってきます。
それが秋だったり、冬だったりすると、気付いたときにはもう手遅れ、ということになりかねません。
夏休みであれば、十分に対策し直す時間があります。
さらに、自分の実力を測る以外にも過去問を解く大きなメリットがあります。
それが、「暗記」です。
最初のうちは何十問も間違えるでしょう。
しかし、人間はうまいことに間違えた問題の方が記憶しやすいようになっています。
よって、実は過去問は最高の暗記に繋がるのです。
夏休みから冬休みまではハイブリッド
過去問をやるべき理由は上述した通りです。
よって、過去問は入試まで何度も何度も解く必要があります。
しかし、誰しも痛感していると思いますが、単語はどんどん忘れていってしまいます。
よって、通史は一度やって終わりではなく何度も繰り返すことが必要です。
冬休みまでは、教科書がボロボロになるまで何度も通史を繰り返してください。
割合的には、通史6割:過去問4割くらいがお勧めです。
この時くらいから、少しだけ共通テストの過去問もみるようにしてください。
あまり時間をかける必要はありませんが、暗記にも繋がりますし、いい対策になります。
冬休みはひたすら共通テスト対策
今まで過去問を解いていれば、冬休みにはかなり日本史の知識は付いているはずです。
しかし、だからと言って共通テスト対策が完璧、というわけではありません。
共通テストは、共通テストなりの解き方だったり、時間配分があります。
それを、直前期に過去問を解くことで見つけておきましょう。
知識はかなりあるはずなので、「慣れ」るための練習です。
約1ヶ月前からは共通テスト対策に主眼を置いて構わないです。
共通テスト後は過去問10割
共通テストが終わってから受験日まではひたすら過去問を解きましょう。
解いて解いて解きまくって、できる限り多くの問題を間違えておきましょう。
そうすることで、暗記もたくさんできる上、自信にも繋がります。
合格点には毎回達するくらいまで繰り返してください。
この時期に何年分の過去問を解けたかが合否を分けます。
できる限り多くの過去問を解くようにしましょう。
論述がある人は要注意
論述がある人。
論述がある人に関しては、残念ながら独学はできません。
絶対にしてはいけません。
理由は、まとめの後で詳しく説明してるので見てみてください。
まとめ
日本史を独学でやるのは難しいですが、ぜひ頑張ってください!
上記はあくまでも模範スケジュールです。
あくまでも参考にして自分なりのスケジュールを立ててみてください。
スケジュールを立てるのに手助けが必要な場合は、リモジュクで無料相談も行っているので活用してください。
お問い合わせお待ちしています!
日本史を受験の武器にしたい人
日本史の勉強は後回しにされがちですが、実際には後回しにするべき人と今すぐに取り掛からなければいけないとがいます。
また、過去問を解き始める適切な時期も人それぞれで大きく違います。
しかし、それぞれに合わせた対策を行えば必ず日本史を武器にできます。
自分がどれだけの日本史の勉強量が必要なのか、また過去問をいつから解き始めたらいいかわからない人は、リモジュクで無料相談を行なっているのでぜひ利用してください!
日本史の論述の独学は禁物です。
二次試験で日本史の論述が出る人は絶対に読み進めてください。
論述に関しては独学は”絶対に禁物”です。
論述を解いてみて模範解答を読むだけでは論述に必要な力は身につきません。
自分の頭の中にあることを採点官に伝わるように記述する力が論述で求められるものです。
この力は添削をしてもらうことで初めて身につきます。だから論述が解けるようになるには、解いた論述問題を全て添削してもらうくらいがちょうどいいです。
添削してくれる信頼できる先生がいるならぜひ活用してください。もしもいない場合は、リモジュクコーチで論述添削を行なっています!
リモジュクでは論述添削を徹底研究し、論述力が周りよりも圧倒的に身につく教え方が確立されています。
絶対に志望校に合格したい人はぜひ一度お話させてください!
高校1年生・高校2年生の人
受験のための日本史の対策を始めている人はまだ少ないと思います。
しかし、一年生、二年生の時期に勉強を始めておくことには大きなメリットがあります。
それは、高校三年生での過去問の演習効率が圧倒的に高くなるということです。
高校三年生に慌てて通史を最初から復習し直す人がたくさんいますが、他の科目との兼ね合いもあり、意外と日本史の勉強時間を確保するのは難しいです。
高校三年生の夏には万全な状態で過去問に挑めるようにする、そのために重要な時期が高校一・二年の時期です。
高校三年生の人
高3の夏まで
高校三年生の夏は日本史でも超重要です。
なぜなら、実戦形式の過去問演習を始める時期だからです。
少なくともその時までには通史を終わらせておく必要があります。
そしてさらに進んで勉強を行いたい人は、夏までに演習を始めておくといいでしょう。
高3の夏から共通テストまで
高3の夏からはひたすら過去問演習を行いましょう。
質の高い過去問演習を行えていれば、論述でも共通テストの対策にもなります。
そして、共通テストの直前期1ヶ月前から共通テストの対策を重点的に行いましょう。
センター試験の過去問や模試の演習など、実戦練習を行うことが重要です。
共通テストから本試験まで
本試験まではひたすら過去問演習を行なってください。
共通テストが終わってからの1ヶ月は日本史が一番伸びる時期です。
本来であれば絶対に添削を含む演習が高3の始めから必要ですが、少なくともこの時期にはつきっきりで見てくれる先生を見つけましょう。
